リメイニング(原題:THE REMAINING)

「リメイニング」

リメイニング [DVD]

 

あらすじ

トミー(ジョニー・ペイカー)の結婚披露宴に詰め掛けた大勢の友人や家族たちが、いきなり次々と倒れ始める。雷鳴がとどろく中、天からは巨大なひょうが降ってきて式場の屋根を突き抜け、外に出たトミーたちの目に墜落していく旅客機が飛び込んでくる。教会に逃げ込んだ生存者たちに、牧師はついに黙示録に記された終末が訪れたと説くが……。

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レビュー

 

キリスト教における終末論を題材にしたパニックホラー映画。

序盤は青春映画っぽい作りとなっている。

仲良しグループのうちの1組のカップルの結婚式から物語はスタートする。

順調に進行していた結婚式だったが、突如として参加者が倒れはじめ、

地震や落雷、ひょう等の天変地異が一斉に発生し巻き込まれていく。

徐々にキリスト教における終末論と共通した事象だということがわかっていく。

 

はっきり言ってストーリー全体の流れはこれだけである。

仲良しグループが天変地異に巻き込まれて、人知を超えた事象により追い詰められるだけ。

特に中身は無く、信仰を持たない人が死んでいくということが序盤にわかり、

ラストも大量の堕天使?が織りてきて大惨事というだけのただのパニックものだ。

 

撮影手法として通常撮影と併用でハンディカメラを使ったPOV形式による展開が続く。

POVで臨場感を醸し出そうとしたのかもしれないが、

実際に使用されたのはほとんどが最序盤のみとなっている。

時折、思い出したように使われることがあるが、

結婚式でのシーン以降は天変地異や暗がりでの異形の怪物等、

CGや演出等の粗をごまかすためだけに使用した感が否めない。

 

ストーリーは基本的に仲良しグループのメンバーで進行していくのだが、

結婚式会場から逃げ出した後の図書館での場面で、金髪ショートカットが特徴的なサムが同行することになる。

しかしエンディングまで特に何か重要な役割を持っているわけでもなく、

不要なキャラクターであるといえるだろう。

いなくても簡単になんとかなるシーンしか無いのである。

 

主要メンバー以外の人物(エキストラ)は基本的にワーワー騒いで逃げるか、

ぼーっとしているだけというのは若干不自然に感じた。

黙って雨宿りしているだけの人々や教会で黙って座ってるだけといった具合だ。

もし本当にこのような状況になったなら、もう少し不安がったり、慌てふためいたり、

略奪や逃げ惑う人で混乱状態に陥るだろう。

さらにエキストラがいるシーンといないシーンがはっきりしすぎているのも違和感があった。

図書館には大量に人がいたにもかかわらず、町中を歩くと一人もいなかったりするのは不自然だ。

 

 

総評としてはキリスト教の宣伝映画かなという感想だ。

エンタメとしては明らかにクオリティーが不足しているし、

とにかく神を信じましょうというメッセージしか感じられない。

細かいツッコミどころも多くこれ以上の感想は出てこない。