都市伝説:長身の怪人(原題:The Operator)

「都市伝説:長身の怪人」

都市伝説:長身の怪人 [DVD]

 

あらすじ

地方のTV局で働くリポーターのサラとカメラマンのマイロは2012年の新年を祝うパーティーで、酔った勢いで肉体関係を持つが、サラは彼に好意は無く、一方彼女を諦め切れないマイロはストーカーのようにサラの日常に付きまとう。そこへ大都会の局で働いていたチャーリーが転職してきて、3人は住人が失踪した家屋が増えている事態を取材し始めるが、肉眼には見えないがカメラに写る長身の怪人が出没していると気付いて……。

WOWOW

 

レビュー

率直に言ってこの映画は、カメラの映像越しにしか見ることのできない長身の怪人の出現と、

ローカルTV局で働く3人のいざこざがあるだけの映画。

カメラ越しでしか見えないというアイデア一本だけで勝負した様な映画だ。

撮影方式は低予算ホラー特有のPOV方式。

カメラを通してしか見ることができないという点では当然といえるだろう。

 

この長身の怪人は文字通り出現するだけである。

なにか登場人物たちに対して干渉してきたり、危害を加えることはない。

途中でなぜかペットの犬が殺されてしまうが、それ以外はただカメラに映るだけ。

最終的には襲ってくるんだろうなと思っていたのだが、とうとう何もせずにエンディング。

ビジュアル面でもただスーツを着ているのっぺらぼうという印象だ。

長身ではあるが、長身というほど長身というわけでもない。

可変で2メートル前後といったところだろうか。

多少は不気味さを感じるが、ホラー的にはインパクトが弱い。

 

長身の怪人は見えるだけで喋らず、何かを示唆することもない。

目的もわからなければ、行動原理もわからない。

本来、意図や目的が理解できないという事は恐怖感や不気味さにつながるのだが、

怪人側から何も行動を起こしてこないので全く恐怖を感じないのである。

対象はおそらく「最初に長身の怪人を認識した人間」と「発見者経由で認識させられた人間」とで分けられる。

どちらも謎の印(○と×の組み合わせ)が浮かぶと対象。

最初に認識した人間」が徐々におかしくなり、

最終的に何かに取り憑かれたようになり、

発見者経由で認識させられた人間」を殺し始めると推測できる。

推測はできるがそれだけである。

 

ストーリー展開も起伏がほとんどなく、淡々と進んでいく。

なにかが起きそうなシチュエーションでも何も起きず、

たまにジャンプスケアを使用して驚かすだけ。

序盤から伏線的なものもなく、意味のない会話や場面を繰り返す。

長身の怪人が見えるようになる→対策や謎を探る→自分が死ねば2人が助かると思い実行→ED

この流れの中に三角関係による不毛な言い争いを挟み進行していくといった感じだ。

謎の印や怪人についての詳細は一切解明されない。

スレンダーマンをそのまま使っただけで、詳細設定などはおそらく考えてもいないのだろう。

 

派手なアクションは無く、精巧に作られたストーリーでもなく、

無駄なシーンが多く、さらにホラーと呼べるような怖さにも欠ける。

すべてにおいてクオリティーの低い作品といえるだろう。

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